2023年4月11日
みなさま、こんにちは。
春風が頬に心地よい季節となりましたね。
新学期を迎えた子どもたちが、「きゃっきゃっ♪」と楽しそうに
島の通学路を行き交います。
さて、先日わたしは岩国市の由宇港の現場を訪れました。
由宇港は県の港湾施設で、国道188号線沿いに位置しています。
中心には「潮風公園 みなとオアシスゆう」という施設があり、
地域交流や憩いの場になっているそうです。
大島内外には美しい海岸が点在していますが、
こちらは全長450mの白い砂浜を誇り、
目の前には東の水平線が広がる、すばらしいビーチです。
こちらの現場では、どのような工事を行っているのかというと・・・?
「この海岸は潮当たりが強くてね、砂がえぐれるのを防止するために
突堤(とってい)を延ばす工事をしているんだよ。」と
社内で一番優しいと評判の現場監督さんが、丁寧に説明してくれました。
“砂がえぐれる”、とは、どういうことを指すのでしょうか。
海岸に供給される砂は、川から運ばれてきます。
入ってくる砂と出ていく砂の量の違いで、
砂の浸食と堆積が決まってきます。
つまり “砂がえぐれる” とは、波の影響で
海岸の砂が沖に移動することを指すのです。
さらに、砂の浸食が進行すると、貴重な国土そのものの減少を招き、
逆に堆積が進行すると、河川の氾濫や小型船舶の航行を妨げる
原因にもなるのです!
なるほど、海岸に突堤を整備することで、砂浜の景観を保つだけでなく、
国土マネジメントの取り組みにも寄与できているのですね!(^^)!
さて、突堤の工事は今年の夏には完了するそうです。
ぜひ「潮風公園 みなとオアシスゆう」を訪れて、
海水浴や散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか(^^)。